【lv3】"ザ・モデル"で経済を語るスレ【ログ移行】 [ 全レス最新50最新100トップページ ]

104 名前: ポポロ [2006/01/28(土) 04:52:20] ID:??? [TB]

はじめまして。しばらく更新されてないようで、書き込んでレスがあるかどうかわからないですが、
お尋ねしたいことがあるので書き込みします。

内容は「日本の90年代をよく説明する仮説は何か?」です。

■Real Business Cycle ?それともNew Keynesian model ?:不況の原因は技術ショック?それとも?

研究としてはHayashi and Prescott(2002)のRBC以外にも、Braun and Waki(2005)(http://www.e.u-tokyo.ac.jp/cirje/research/dp/2005/2005cf343.pdf)のSticky Price型のがありますよね。
私はまだ素人学部生なので、両者が採用しているPerfect Foresightの仮定によるシミュレーションの
有効性と限界はわからないですが、ひとまずはその仮定が分析目的に耐えうるとして話を進めさせていただきます。
両論文で提示されているグラフを見る限り、どちらも上手くデータのreproductionができているようで、
次なる問題は、いったいどちらのモデルがより現実に近いんだ?という判断をすることだと思います。
個人的にはNew Keynesianに上手く行ってほしいという気持ちがありますが、ここは冷静に(笑)、
他の実証分析、定型化された事実などとあわせて総合的に判断する必要があると思います。

■90年代に技術進歩率は低下した・・・としましょう。

そこで、まず実証分析として、Miyagawa et al.(2005)(http://www2.e.u-tokyo.ac.jp/~seido/DP/p80_Miyagawa.pdf)が挙げられると思います。
日銀のクワモトさんのも興味深いですが、彼のは年次データということで、ここでは四半期データを用いている宮川さんたちの研究を信頼した上で話をしますね。
彼らの研究でわかるのは、Solow residualの大半が技術水準によって説明されることです。勿論、この結果自体がNew Keynesianを排除するわけではないですが、
日本の90年代において、技術進歩率が鈍化したという「事実」を前提として議論すべきだ、ということになります。

■定型化された事実:産出(のトレンドからの乖離)と総労働時間(〃)の正の相関・・・実は無力な判断基準(criterion)

次に、定型化された事実の1つとして、産出と総労働時間の正の相関があります。景気循環を説明しようとするモデルがちゃんとクリアしなければならない判断基準(criterion)です。
両研究はどちらも90年代の日本経済をreproduceしているわけで、したがってこの定型化された事実は再現されていると考えてよいと思います。
しかしこれだけではどちらのモデルがより妥当なのか判断できません。


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