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33 名前: すりらんか [2006/12/17(日) 00:53:37] ID:7 [TB]

統計的分析の目指すところは,多くの場合,
・ある仮説の必要条件の成立を確認する
ことにあります.内生変数と外生変数の区別も理論的な仮説をベースにし
両者の関係を発見すると言うよりも「確認する」ことが重視されます(構
造モデルでは特に).

ざっくり言うと……それまでの主流である構造推計に対し,統計で「あり
そうな仮説」をピックアップするのが時系列モデルの当初の目的です.だ
から「因果がありそうな場合は時間的な前後関係もあることがおおいかん
じ」というわけでグレンジャーコーズが重要になった.

で,グレンジャーコーズの注意点として変数の変化の前に「変数の変化
の前に,その予想が重要になる」場合,変数の前後関係に注目していると
因果関係を逆に捉えてしまうことになる.それを解決するためには理論を
前提とした構造推計が必要(そうするとfact findではなく確認になる).

>>30の例は普通のルーカス批判の話とは違う.
将来のイベントを予想して現在の行動が変わるというのがルーカスの指摘.

例えば,どんなに「命題を証明したい」と思っても「学力の向上」がなけ
れば「命題の証明をひらめかせた」というイベントは起きない.だから,
すなおに、「勉強による学力の向上」が「命題の証明をひらめかせた」の
原因.

とこんなところが僕の理解.
かなり自己流だと思うけど.

30 名前: Economania [2006/12/15(金) 00:15:15] ID:S

さらに書きますと、

ここに移動する前の掲示板の
「◆経済に関する質問すれ◆」での41番目のドラエモンさんによる発言、
「内生変数間の時間的前後関係は、ルーカス批判に耐えられない主張でありりじぇくと。」

というのが何らかの関係を持っているように思われるのです。

つまり、「勉強による学力の向上」が「命題の証明をひらめかせた」ようでもあり、
「命題を証明したい」から「勉強して学力を向上させよう」と思ったようでもあり、

うまくモデル化をすると、この両者が「モデルの中の内生変数」となり、
その時間的前後関係、つまり、「学力の向上」が「証明のひらめき」に先行したとしても、
だからといって、学力の向上が証明のひらめきの原因だとは“いえない!”

というようにモデル化はできるのだろうか?という疑問に行き着きました。

だんだん、経済から離れてしまいましたが、上に書いたことは正しいというかありうる話であるかどうかコメントをいただけると幸いです。

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