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- 183 名前: 名無しさん [2007/09/09(日) 22:51:41] ID:5b [TB]
あと、財A,B,Cのモデルでは、国境をまたぐ労働者の移動もないものと考えています。- 184 名前: 名無しさん [2007/09/12(水) 04:20:10] ID:36 [TB]
すりらんか氏、どらえもん氏も出てきておくれ。- 185 名前: Economania [2007/09/12(水) 14:54:24] ID:S [TB]
>>182
すみません、ネットにつなげない環境におりましたので
レスが遅れました。
学部時代に国際貿易論や国際金融の講義を履修しなかったツケが
まわってきてます…
それ以前の問題であることも承知ですが…(汗)
>>183
労働者の移動もないのに、賃金のレベルが生産性のレベルに
よって決まるというのはすごいですね。
>>184 ご負担をお掛けしてしまい、申し訳ないです。。- 186 名前: Economania [2007/09/12(水) 14:55:17] ID:S [TB]
↑編集途中で誤って投稿してしまいましたm(_ _)m
まずはクルーグマンを読んでみたいと思います。- 187 名前: 名無しさん [2008/01/06(日) 12:09:18] ID:5q [TB]
奥野・鈴村「ミクロ経済学(1・2)」
を勉強するスレ立てたいのですが、指導していただける先生いらっしゃいますか?
それともいちごで立てたほうがいいですか?- 188 名前: すりらんか [2008/01/07(月) 01:24:44] ID:7 [TB]
なぜに奥野・鈴村!?
初めての中級テキストならMWGとはいわないがバリ案の方がいくないかい?- 189 名前: 名無しさん [2008/01/07(月) 20:18:59] ID:5q [TB]
バリ案はミクロ経済分析の方ですか?
入門ミクロ経済学5版は一応読むことは出来たのですが?- 190 名前: すりらんか [2008/01/08(火) 10:58:05] ID:7 [TB]
そうそう「分析」の方です.
奥野鈴村は20年前の本ですからちょっと時代遅れ感が強いです.ミクロ公共経済をちょっと古典的な話も含めてしっかりやりたいという目的を持っている人以外にはお勧めではないです.- 191 名前: 名無しさん [2008/01/10(木) 18:25:02] ID:5q [TB]
分析の方は1986年に2版の邦訳が出てるんですが、時代的には同じぐらいかと。それに奥野・鈴村「ミクロ経済学(1・2)」
の教科書代がサンクコストになってしまいます。- 192 名前: すりらんか [2008/01/11(金) 00:00:37] ID:7 [TB]
う〜邦訳は2版なんですかorz
191さんの目的によりますが,英語が苦じゃないor院に行くと考えているなら英語で3版を読みましょう.
と書いてて思ったんですが,なんで191さんは中級ミクロを読もうと考えたんですか?- 193 名前: 名無しさん [2008/01/11(金) 22:30:33] ID:5q [TB]
一言でいうと趣味なんですが、そういってしまうと味も蓋もないので、
一日本人として自分達の経済がどうなっているのか?一抹の不安があるわけでして、マクロを中心に今まで本・教科書を斜め読み!してきたのですが、
一番肝心なレベルの内容が書いてあるマクロや公共経済では中級レベルのミクロが要るらしくそこのところで詰まってしまった感があったためです。- 194 名前: すりらんか [2008/01/19(土) 16:50:46] ID:7 [TB]
ネット環境をしばしはずれていたので返事が遅くなりました.
知的好奇心でというならばやや古くてもVarianが良いと思い
ます内容が網羅的なので(奥野鈴村はよくいうと専門家の卵
向け,悪く言うと筆者の趣味というかんじです).数学的な
準備が少なくても読めるのも魅力でしょう.
Varianを読んでから加藤涼氏のマクロの本当たりを読むと現
代マクロのアウトラインがかなりわかるんじゃないかと.- 195 名前: 名無しさん [2008/01/26(土) 08:54:23] ID:8k [TB]
↓の問題分かる方いませんか?
アメリカの公的年金制度は、65歳以上の人々に年金を給付している。
公的年金受給者が働いて所得を得ると、たいていの場合、公的年金の受給額は減額される。
a.公的年金制度の存在は、人々の現役時における貯蓄インセンティブにどのような影響を与えるだろうか。
b.公的年金制度が受給者の所得に応じて減額される制度であることは、65歳を過ぎても働き続けることへのインセンティブにどう影響しているだろうか。- 196 名前: 名無しさん [2008/03/01(土) 01:51:08] ID:8o [TB]
レオンチェフが「需要曲線も供給曲線も観測することはできない。
だから私は一般均衡分析を選んだのだ」
というような内容のことを言っていたのですが、
これはどういう意味なのですか?
一般均衡は、需要供給曲線の交点で決まるわけではなく、
需要供給曲線を仮定せずに考えられる、ということなのですか?
教科書的にはすべての市場で需給が一致すること=一般均衡
だと思い込んでいたのですが…この理解は間違っているのですか?
レオンチェフのせいで頭が大混乱しています(汗)- 197 名前: 名無しさん [2008/03/01(土) 04:17:30] ID:8o [TB]
続けての質問すみません。
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/0290/834
において、「ザモデル」氏が
「内生変数同士の相関には、殆ど意味がない」
「最悪のパッチワークは、過去の内生変数同士の関係をexploitしようとするような類のものだ」
と発言していますが、具体的にはどういうことなのですか?
例えば、マクロ経済モデルにおいて「所得」と「消費」は「内生変数」
ですが、この間の回帰式を推定しても意味がない!ということですか?
(1)なぜ、内生変数間の相関には「意味がない」のですか?
(2)では、代わりに何をすればいいのですか?
漠然とした質問ですみません。
(いちごが盛り上がっているので、静かなところに書き込んでみました)- 198 名前: すりらんか [2008/03/01(土) 11:41:52] ID:7 [TB]
ごめん195はわかりません(学説史に関する知識が皆無なので)
「内生変数同士の相関には、殆ど意味がない」
「最悪のパッチワークは、過去の内生変数同士の関係をexploitしようとするような類のものだ」
については,
>マクロ経済モデルにおいて「所得」と「消費」は「内生変数」
>ですが、この間の回帰式を推定しても意味がない!
その通りです.ほとんど意味がありません.
(1)内生変数は別の式から決定されているものです.
例えば,X,Yが内生変数.a〜cが外生変数としましょう.
Y=2X+a+b
X=Y+c
というとき,XとYは当然相関していますがそれを知ったとこ
ろで「XをあげればYもあがる」といってみてもせんないこと
です.だって内生変数のみに注目すれば「YをあげなきゃXは
あがらない」んですから.
(2)変わりにやるべきことは,外生変数の内生変数への影
響をみつけることです.得に政策的に変更できる変数(操作
変数)から内生変数への影響をみればよいでしょう.- 199 名前: 名無しさん [2008/03/02(日) 01:38:58] ID:8o [TB]
>>198
よくわかりました!ありがとうございます。
少し考えてみたのですが、
需要曲線と供給曲線を新たな例に>>197の話を考えると、
数量Qと価格Pが内生変数で、
需要曲線では、数量Qと価格Pが負の相関になりますし、
供給曲線では、数量Qと価格Pが正の相関になります。
すると同じ変数QとPについて別の相関が見られますから
相関を見ることで需要曲線や供給曲線を「発見」することが
できるようにも思えるのですが…- 200 名前: 名無しさん [2008/03/02(日) 01:42:24] ID:8o [TB]
再び書き込んだ直後にすみません。
そもそも、QとPは需要曲線と供給曲線の交点として
求まるのだから、この場合は右下がりの点の系列と
右上がりの点の系列とがごちゃーっと出てきて、
相関とっても何も見えないということになりそうですね…- 201 名前: すりらんか [2008/03/02(日) 10:32:54] ID:7 [TB]
ナイスセン♪
それが計量経済学の識別問題です.
需要曲線を発見するためには
需要曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数
が必要になるわけです(逆は逆).- 202 名前: すりらんか [2008/03/02(日) 21:38:46] ID:7 [TB]
あ.みすった.
供給曲線の発見には「需要曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数」
需要曲線の発見には「供給曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数」
でつ.- 203 名前: 名無しさん [2008/03/02(日) 23:45:25] ID:8o [TB]
>>201>>202
あー、そういうことだったんですね。
つまり、数量Qと価格Pの散布図を見ても何も(?)わからず、
「政策的に変更できる変数(操作変数)」がデータの裏側に
あることを想定しながらデータを見ると、モデルの構造が
見えてくるというわけなのですね。- 204 名前: すりらんか [2008/03/03(月) 19:41:39] ID:7 [TB]
ですね.
その意味では不連続的な物品税の変化なんかは適任.
政策変数以外に外需なんてのもよいかもしれない.- 205 名前: 名無しさん [2008/03/20(木) 03:23:58] ID:8o [TB]
(竹森先生の本をつまみ食いしております。)
金利平価の話を読んでいたら、金利が高い国の通貨は減価する、
あるいは減価すると予想されている、とのことでした。
これをそのまま(無批判に)受け入れると、
日本で金利を上げると円が減価して、さらには円安→インフレ圧力
の流れでデフレ脱却できるのではないだろうか、みたいな妄想に
かられてしまう(笑)のですが、どう考えればよいのでしょうか?
利上げ→投資減少のもたらすデフレ効果の方が大きいと
考えるべきでしょうか?
(そもそもこのような経済効果というのは予測というか実証できる
ものなのですか?)
ちなみに竹森先生の本には金利平価説にしたがえば
金利高の国は減価するはずだが、実証研究ではむしろ増価する
みたいなことが書いてありましたし、
吉本佳生先生の本にも80年代に30%の円高が起きたとき、
デフレにはならずむしろ1%のインフレだったみたいなことが
書いてあり、なんだか頭がこんがらがってしまいます(汗)- 206 名前: すりらんか [2008/03/21(金) 11:01:28] ID:7 [TB]
>金利が高い国の通貨は減価する、
ってよりは金利が高い国の通貨は「現在の水準に比べて将来
増価する」と「予想されている」って話です.水準ではなく
変化の話.
(単なる数値例だから正確じゃないけど)
仮に1年後$1=\100で動かないとしよう
今は金利が低いから$1=\110円で
今後1年で110円ほど円高になるかんじ.
ここで今金利を上げると
現時点で$1=\80円になるから
今後一年で20円円安になる
というお話しなんです.- 207 名前: すりらんか [2008/03/21(金) 11:02:05] ID:7 [TB]
×今後1年で110円ほど
○今後1年で10円ほど- 208 名前: 名無しさん [2008/03/21(金) 15:43:26] ID:8o [TB]
>>206
いつもありがとうございます。
>水準ではなく変化の話
心に留めておきたいと思います。
為替レートの長期的な均衡水準があって、
(現在の金利は為替レートに対する攪乱を与える役目を果たすが)
結局は均衡為替レート水準に落ち着くように
為替レートが「変化」(=その方向に動く)する。
という議論の流れなのでしょうか?- 209 名前: すりらんか [2008/03/21(金) 21:22:14] ID:7 [TB]
>為替レートの長期的な均衡水準があって、
というよりは,
「為替レートの長期的な目標水準があるとしたならば……」
という話でしょう.で,実証パフォーマンスがわるいのは
そんのものはないからだという話かと.
もともと名目の話ですから長期的な均衡水準は不決定です.
あるとしたら両国が合意する長期的な目標水準ですが……
これもそんなに当てはまるケースはないでしょう.- 210 名前: ドラエモン [2008/04/05(土) 01:07:34] ID:O [TB]
はにゃ、こんなところにいたのかえ?
>名目の話ですから長期的な均衡水準は不決定
つうか、貨幣量で決まるんでは?
しかし、苺はもう駄目かもわからんねOTZ- 211 名前: すりらんか [2008/04/05(土) 21:32:00] ID:7 [TB]
うんにゃ.
たまに覗いて遊んでる感じ.
こっちはIDあるから適度の煽り(?)が無いのが痛いのかも.
それにしても苺酷いですね.
田中さんとか安田とか心底どおでもええ.
白川総裁で決まりそうで,副総裁まで日銀派じゃないと許さ
ないというすごい局面でメインの話題があれとは……もう経
済学板じゃなくて国内経済学者噂話板だな.
>つうか、貨幣量で決まるんでは?
うん.だから貨幣量次第で何でもありということ.- 212 名前: ドラエモン [2008/04/06(日) 02:08:38] ID:O [TB]
>経済学板じゃなくて国内経済学者噂話板
御意。そのうち、どこのゼミのお嬢が可愛いかとかで論争になりかね
ないorz
>貨幣量次第で何でもあり
うーん。実物変数(相対価格)だって、資本量や労働量次第で
なんでもありということになるけど。それを「不決定」とは言わな
いでしょう。- 213 名前: 名無しさん [2008/04/08(火) 08:25:20] ID:5q [TB]
「現代の金融政策―理論と実際」 白川 方明
http://www.amazon.co.jp/dp/4532133440/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1207610351&sr=1-1
注目の人のこの本読みましたか?- 214 名前: すりらんか [2008/04/08(火) 15:13:06] ID:7 [TB]
>>213
残念ながら忙しくて呼んでないです.
日銀理論の定義を明確にするためにもちょっと目を通さないとなぁ.- 215 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 01:51:21] ID:a [TB]
D.kogai氏が、GDPが10年間で3割しか増えていないのに、
金融資産はその間2倍になった。これは金融経済が「虚」なもの
だからだ、と自身のブログに書いた、という話が話題になりました。
それを読んでの僕の感想は
「なんてアホなことを書くのだろう。
10年間給料が変わらなくても資産(たとえば銀行預金)を
2倍にすることはできるじゃないか。」
というものだったのですが、kogai氏のブログに貼ってある
リンク先の文章を読んでいて、分からない点が出てきました。- 216 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 01:54:34] ID:a [TB]
リンク先のURLは以下の通りなのですが
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/contribute/g/02/index4.html
そこには、
「金融資産の裏側には金融負債があのだから、
世界中で1京3800億円の金融資産があるということは、
裏側でそれと同額の負債を抱えている人たちがいるということだ」
だから負債リスクによって世界経済は危機にさらされている、
というような主旨の内容が述べられていました。- 217 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 02:02:30] ID:a [TB]
ここで、はたと自分のおつむに自信がもてなくなったのです。
>>215に書いたことはまさにその通りで、
kogai氏の書いていることは算数のレベルで論駁できるわけですが
>>216で見たように、「その裏側にはそれだけの負債があるのだ」
と言われてしまうと、うっ、と詰まってしまったわけです。
しかし、リンク先の内容にどこかおかしな点があるように
僕には思えて仕方ないのです。- 218 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 02:09:10] ID:a [TB]
そこで議論を単純にするために、世の中の資産として、
土地や有価証券の類を捨象して、銀行預金だけを考えた世界を
考えさせてください。
現在、ある家計Aは2000万円の金融資産=銀行預金を持っています。
銀行Bは家計から預かったお金を貸し出しに回します。
自己資本比率が10%とすると、銀行は最終的にその10倍の
2億円を貸し出したことになります。
すると、この両者だけで資産は家計Aの銀行預金2000万円と- 219 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 02:19:50] ID:a [TB]
銀行Bの企業への貸出2億円の合計2億2000万円になり、
一方、負債は銀行Bの家計Aに対する2000万円と、
企業の銀行Bに対する借入2億円の合計2億2000万円となります。
(ここまでの議論で、
(1)もともとストックだった家計Aの資産に
信用乗数の議論を適用していいのだろうか?
(2)リンク先の文章に限らず、一般的に金融資産が増えた
というときに、そもそも、銀行部門の資産はどういう扱いを
受けているのだろう?
銀行の貸出は、いわゆる金融資産に含まれるのだろうか?
という疑問が湧きましたが、話を続けますm(_ _)m)
このとき、貸出先の企業が業績悪化により、借金を返済できなく
なったとします。
すると膨大に膨れ上がった負債がすべて返済不能になり、
銀行Bは倒産→家計Aも銀行預金を回収できなくなる、という
事態が生じます。
そもそも、家計の金融資産は2000万円しかなかったはずなのに、
(今回の質問の想定では)2億2000万円もの負債が生じ、しかも
これが返済できないという状況が生じてしまいました。
この想定は、リンク先の内容(現在の経済世界は大きな負債リスク
を抱えているのだ!)を肯定するものなのでしょうか?
それとも、僕の議論の途中に間違いが(複数!)あって、
荒唐無稽な結論に至ってしまったのでしょうか?
非常に長々しく書いてしまいましたが、ご教授いただけると
幸いです。よろしくお願いいたします。- 220 名前: すりらんか [2008/04/29(火) 12:06:22] ID:7 [TB]
小飼さんの話は僕も読みました.
>10年間給料が変わらなくても資産(たとえば
>銀行預金)を2倍にすることはできるじゃないか
これは僕が見た中でもっともシャープな反論ですね!イイ!
で,本題ですが
仮に銀行Bの預金者がAさんだけだとBは企業に2億円も貸し出せません.
準備率10%なら実行できる貸出は1800万です.Aさん以外にも多数の預金者
がいることを忘れないようにしましょう.
なお,銀行貸し出しはもちろん金融資産です.
リンク先ですが,金利が変わって資産価格が変わることはバブルとは呼びません.
典型的なファンダメンタルの変化ですから……- 221 名前: 名無しさん [2008/05/01(木) 12:41:39] ID:a [TB]
>>220
貸出の件はうかつでした(汗)
>なお,銀行貸し出しはもちろん金融資産です.
ありがとうございます。
(非金融部門がどうのこうの…というのはマネーサプライの
話ですね。。)
ということは、
個人Aさんの預金2000万+銀行Bの貸出1800万円が
この経済における(局所的な)資産で、
その裏側にある負債が、
銀行Bの個人Aに対する負債2000万+企業の借入1800万円
ということですね。
リンク先が問題にしているのは、
資産が増えるとその裏側で負債が増えることになり、
資産の大きさ=負債が抱えるリスクの大きさ
ということらしいのですが、これは一般的に言える
ことなのでしょうか?
たしかに、資金を借り入れた企業の計画がずさんだったり
銀行の審査がずさんだったりすると(貸出の部分に関しては)
問題があるような気もするのですが…
(さらに言えば、そのようなずさんな貸出を行っている銀行に
お金を預けることも、ずさんな貸付行為ということになるのかも
しれませんが…(汗))- 222 名前: 名無しさん [2008/05/03(土) 12:57:06] ID:AX [TB]
確かに金融資産は裏側に負債を伴います.
だから一般的に言える.
ただ,ちょっと物は言い様かなぁと.
実物資産も価値低下(あと盗難や破損)といったリスクが
あります.したがって資産が増えればいつでもリスク総量
が増えるということになるけど……それって「だから何?」
ではないでしょうか.- 223 名前: すりらんか [2008/05/03(土) 12:57:37] ID:AX [TB]
あれ.ハンドルが入らなかった…- 224 名前: luke [2008/05/04(日) 13:07:49] ID:F [TB]
「借金して買った資産を担保にまた借金して…」のようなレバレッジをかけた投資をイメージすると、破綻のリスクが高まるように感じるんじゃないでしょうか。
レバレッジをかけた投資だと、
・資産とともに借金も増える(自己資本の何十倍にもなる)
・資産の価格変動が何十倍にも増幅される(資産の数%の価格低下で、自己資本を超える損害を被る)
・したがって、破綻のリスクが高くなる
つまり、「借金が一定で、資産価格が下がる」と破たんすることになります。
紹介されたウェブページの話の構成は、
1.世界中の金融資産が増えている
2.金融資産が増えているということは、負債も増えているということである
3.負債が増えると、金利が上がった時に金利を払えなくなるリスクが高まる
4.金利が払えない人が増えると、銀行が破たんするリスクが高まる
となっていますが、3.の部分に飛躍があると思います。
負債が増えた人は(債務超過の人でない限り)、反対側の資産なり、所得なりも増えているはずです。名目金利が上がったということは、それだけ資金の需要があるような景気だということで、投資の収益も名目で増えているはずで、ただちに苦しくなるということはないはずです。
また、銀行の場合、自己資本の何十倍にも貸し出すわけですが、資産価格が下がってしまうような場合は(ALMでヘマをしない限り)負債の時価も下がるはずで、そこがヘッジファンドのようなレバレッジをかけた投資とは違うのではないでしょうか。- 225 名前: 名無しさん [2008/05/05(月) 14:17:25] ID:a [TB]
>>222>>224
すりらんかさん、lukeさん、
解説ありがとうございます!!
物は言い様、はよく心得ておくことにしますw
>負債が増えた人は(債務超過の人でない限り)、反対側の資産なり、所得なりも増えているはずです。
>名目金利が上がったということは、それだけ資金の需要があるような景気だということで、
>投資の収益も名目で増えているはずで、ただちに苦しくなるということはないはずです。
ということは、現在のような景気が弱含みの状態で利上げなど
して(名目金利だけ上がって)しまうと、望ましくない状態を
引き起こしてしまいかねない、という理解で正しいでしょうか。
議論のどこに飛躍があるかを見つけるのはなかなか難しいですね。- 226 名前: 名無しさん [2008/06/10(火) 17:01:26] ID:B3 [TB]
http://www33.ocn.ne.jp/~keida/pdf/midterm01.pdf
このpdfファイルの問題に非常に悩まされます。。。
問題数が多いのですが応えていただけたら幸いです。- 227 名前: 名無しさん [2008/10/27(月) 00:42:44] ID:a [TB]
おひさしぶりです。質問があります。
最近のサブプライム問題で、政府が資本注入をするということになり、
それに反対する人々の映像がニュースで流れました。
彼らは何故、政府による銀行の救済に反対なのでしょうか?
資本注入が税金によってまかなわれる=自分たちの金で、
金持ち企業を延命させている、ケシカラン!という論理なのでしょうか??
僕の理解では、資本注入した後、その企業が見事に立ち直れば
値上がりした株式を売却することで、むしろ政府は儲かるし
(預金者の預金も守られるし、)特に問題はないように
思われるのですが…
僕の理解が間違っているのでしょうか?- 228 名前: 名無しさん [2008/10/28(火) 23:59:30] ID:Bl [TB]
ムツカシイですね。
現状の危機からの脱出に、なんらかの政府の関与が必要である事は間違いないと思うのですが、クルーグマンらが資本注入を支持しているのに対し、マンキューはこれに反対のようです。
himaginaryさんがまとめられています:
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20081012/mankiw_on_crisis
1. どの企業を助ければ良いか政府は分からない。
2. 適正価格が分からない。
3. ウォール街が社会主義ちっくになるのは嫌だ。
1と2はもっともだと思います。- 229 名前: 名無しさん [2008/10/31(金) 02:19:55] ID:a [TB]
>>228
ありがとうございます!
経済学者の中でもいろいろな立場があるのですね。
銀行など、特別な企業に対しては、資本注入することで
パニック防止(?)というのは一般的な方法なのだと思っていました。- 230 名前: 名無しさん [2009/06/30(火) 18:45:46] ID:Hl [TB]
動画★動画★動画
「今後の世界・日本経済の見通し」
http://www.youtube.com/watch?v=gHZPh6VvJuI&feature=channel
「当面の日経平均の動き」
http://www.youtube.com/watch?v=3WUh5lI_9Ok&feature=channel- 231 名前: 名無しさん [2009/07/23(木) 23:45:22] ID:I9 [TB]
P=58-Q
のとき、この市場を独占する企業が二部料金制を取り、利潤を最大化
させるとすると固定価格と一単位あたりの線形価格はどのようになるか。
がわかりません。教えてください- 232 名前: ばばん [2010/01/20(水) 19:29:09] ID:LE [TB]
わかる方教えてください!!
ケインズの述べる「流動性選好」とは何か?これがどのような意味で「セー法則」批判と関わるのか。
今過去問解いているのですが・・・まったくわかりません。
どなたかお願いいたします!- 182 名前: 名無しさん [2007/09/09(日) 22:47:23] ID:5b
>もし、B財の生産について日本の労働者が中国の労働者の
>5倍の生産性があるのに5倍の賃金をもらえなかったとすると、
>この労働者は中国に渡って、5倍生産しそれに応じた5倍の賃金を
>もらおうとするから、結局、生産性=賃金になる、という理解で
>正しいでしょうか?
えーと、今のモデルでは「生産に必要な要素は労働だけ」「市場は完全」と仮定しているので、生産性と賃金はきっちり対応します。「5倍の賃金をもらえない場合」というような市場の不完全性や景気循環なんかは捨象しています。- 183 名前: 名無しさん [2007/09/09(日) 22:51:41] ID:5b
あと、財A,B,Cのモデルでは、国境をまたぐ労働者の移動もないものと考えています。- 184 名前: 名無しさん [2007/09/12(水) 04:20:10] ID:36
すりらんか氏、どらえもん氏も出てきておくれ。- 198 名前: すりらんか [2008/03/01(土) 11:41:52] ID:7
ごめん195はわかりません(学説史に関する知識が皆無なので)
「内生変数同士の相関には、殆ど意味がない」
「最悪のパッチワークは、過去の内生変数同士の関係をexploitしようとするような類のものだ」
については,
>マクロ経済モデルにおいて「所得」と「消費」は「内生変数」
>ですが、この間の回帰式を推定しても意味がない!
その通りです.ほとんど意味がありません.
(1)内生変数は別の式から決定されているものです.
例えば,X,Yが内生変数.a〜cが外生変数としましょう.
Y=2X+a+b
X=Y+c
というとき,XとYは当然相関していますがそれを知ったとこ
ろで「XをあげればYもあがる」といってみてもせんないこと
です.だって内生変数のみに注目すれば「YをあげなきゃXは
あがらない」んですから.
(2)変わりにやるべきことは,外生変数の内生変数への影
響をみつけることです.得に政策的に変更できる変数(操作
変数)から内生変数への影響をみればよいでしょう.- 197 名前: 名無しさん [2008/03/01(土) 04:17:30] ID:8o
続けての質問すみません。
http://www.ichigobbs.net/cgi/15bbs/economy/0290/834
において、「ザモデル」氏が
「内生変数同士の相関には、殆ど意味がない」
「最悪のパッチワークは、過去の内生変数同士の関係をexploitしようとするような類のものだ」
と発言していますが、具体的にはどういうことなのですか?
例えば、マクロ経済モデルにおいて「所得」と「消費」は「内生変数」
ですが、この間の回帰式を推定しても意味がない!ということですか?
(1)なぜ、内生変数間の相関には「意味がない」のですか?
(2)では、代わりに何をすればいいのですか?
漠然とした質問ですみません。
(いちごが盛り上がっているので、静かなところに書き込んでみました)- 201 名前: すりらんか [2008/03/02(日) 10:32:54] ID:7
ナイスセン♪
それが計量経済学の識別問題です.
需要曲線を発見するためには
需要曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数
が必要になるわけです(逆は逆).- 202 名前: すりらんか [2008/03/02(日) 21:38:46] ID:7
あ.みすった.
供給曲線の発見には「需要曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数」
需要曲線の発見には「供給曲線には影響するけど供給曲線には影響しないような変数」
でつ.- 206 名前: すりらんか [2008/03/21(金) 11:01:28] ID:7
>金利が高い国の通貨は減価する、
ってよりは金利が高い国の通貨は「現在の水準に比べて将来
増価する」と「予想されている」って話です.水準ではなく
変化の話.
(単なる数値例だから正確じゃないけど)
仮に1年後$1=\100で動かないとしよう
今は金利が低いから$1=\110円で
今後1年で110円ほど円高になるかんじ.
ここで今金利を上げると
現時点で$1=\80円になるから
今後一年で20円円安になる
というお話しなんです.- 213 名前: 名無しさん [2008/04/08(火) 08:25:20] ID:5q
「現代の金融政策―理論と実際」 白川 方明
http://www.amazon.co.jp/dp/4532133440/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1207610351&sr=1-1
注目の人のこの本読みましたか?- 215 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 01:51:21] ID:a
D.kogai氏が、GDPが10年間で3割しか増えていないのに、
金融資産はその間2倍になった。これは金融経済が「虚」なもの
だからだ、と自身のブログに書いた、という話が話題になりました。
それを読んでの僕の感想は
「なんてアホなことを書くのだろう。
10年間給料が変わらなくても資産(たとえば銀行預金)を
2倍にすることはできるじゃないか。」
というものだったのですが、kogai氏のブログに貼ってある
リンク先の文章を読んでいて、分からない点が出てきました。- 216 名前: 名無しさん [2008/04/29(火) 01:54:34] ID:a
リンク先のURLは以下の通りなのですが
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/contribute/g/02/index4.html
そこには、
「金融資産の裏側には金融負債があのだから、
世界中で1京3800億円の金融資産があるということは、
裏側でそれと同額の負債を抱えている人たちがいるということだ」
だから負債リスクによって世界経済は危機にさらされている、
というような主旨の内容が述べられていました。- 220 名前: すりらんか [2008/04/29(火) 12:06:22] ID:7
小飼さんの話は僕も読みました.
>10年間給料が変わらなくても資産(たとえば
>銀行預金)を2倍にすることはできるじゃないか
これは僕が見た中でもっともシャープな反論ですね!イイ!
で,本題ですが
仮に銀行Bの預金者がAさんだけだとBは企業に2億円も貸し出せません.
準備率10%なら実行できる貸出は1800万です.Aさん以外にも多数の預金者
がいることを忘れないようにしましょう.
なお,銀行貸し出しはもちろん金融資産です.
リンク先ですが,金利が変わって資産価格が変わることはバブルとは呼びません.
典型的なファンダメンタルの変化ですから……- 222 名前: 名無しさん [2008/05/03(土) 12:57:06] ID:AX
確かに金融資産は裏側に負債を伴います.
だから一般的に言える.
ただ,ちょっと物は言い様かなぁと.
実物資産も価値低下(あと盗難や破損)といったリスクが
あります.したがって資産が増えればいつでもリスク総量
が増えるということになるけど……それって「だから何?」
ではないでしょうか.- 224 名前: luke [2008/05/04(日) 13:07:49] ID:F
「借金して買った資産を担保にまた借金して…」のようなレバレッジをかけた投資をイメージすると、破綻のリスクが高まるように感じるんじゃないでしょうか。
レバレッジをかけた投資だと、
・資産とともに借金も増える(自己資本の何十倍にもなる)
・資産の価格変動が何十倍にも増幅される(資産の数%の価格低下で、自己資本を超える損害を被る)
・したがって、破綻のリスクが高くなる
つまり、「借金が一定で、資産価格が下がる」と破たんすることになります。
紹介されたウェブページの話の構成は、
1.世界中の金融資産が増えている
2.金融資産が増えているということは、負債も増えているということである
3.負債が増えると、金利が上がった時に金利を払えなくなるリスクが高まる
4.金利が払えない人が増えると、銀行が破たんするリスクが高まる
となっていますが、3.の部分に飛躍があると思います。
負債が増えた人は(債務超過の人でない限り)、反対側の資産なり、所得なりも増えているはずです。名目金利が上がったということは、それだけ資金の需要があるような景気だということで、投資の収益も名目で増えているはずで、ただちに苦しくなるということはないはずです。
また、銀行の場合、自己資本の何十倍にも貸し出すわけですが、資産価格が下がってしまうような場合は(ALMでヘマをしない限り)負債の時価も下がるはずで、そこがヘッジファンドのようなレバレッジをかけた投資とは違うのではないでしょうか。- 228 名前: 名無しさん [2008/10/28(火) 23:59:30] ID:Bl
ムツカシイですね。
現状の危機からの脱出に、なんらかの政府の関与が必要である事は間違いないと思うのですが、クルーグマンらが資本注入を支持しているのに対し、マンキューはこれに反対のようです。
himaginaryさんがまとめられています:
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20081012/mankiw_on_crisis
1. どの企業を助ければ良いか政府は分からない。
2. 適正価格が分からない。
3. ウォール街が社会主義ちっくになるのは嫌だ。
1と2はもっともだと思います。
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