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10 名前: 名無しさん [2006/12/08(金) 16:46:20] ID:a [TB]

>>8>>9
cloudyさん、lukeさん、
実証面、および理論面に渡って解説していただきありがとうございました。

セイの法則とは、そういう内容だったのですね。
(価格変化の効果が頭から抜け落ちてました)
いま自身の不明を恥じています(汗)

「供給はそれ自身の需要を生み出す」とはある種のドグマ、
というよりは、価格が伸縮的であれば得られる、
古典派による理論的な帰結なのですね。

現実と照らして謎なのは、
>中央銀行が十分に「アクセルを踏めば」全部の
>市場の調整を早めることが可能
ならば、なぜそれをしない・しなかったのか、という点です。

少なくとも今は強い引き締めに入ってますよね。
(前年同月比で22%もマネタリーベースを減少させた、
という記事を数日前に見ました。
ただ、デフレが極端に悪化していないようなのを考えると
貨幣の流通速度が(景気回復を反映して?)だいぶ上昇したんでしょうか。。)

8 名前: cloudy [2006/12/07(木) 23:01:26] ID:V

> 生産性成長が失業を生み出し

こちらで示されている
http://ksghome.harvard.edu/~jstock/

このグラフは、むしろ逆の事実を示しているように見えます。
http://ksghome.harvard.edu/~jstock/pdf/rs_fig8a.pdf
9 名前: luke [2006/12/08(金) 09:54:54] ID:F

古典的な考え方だと、供給が増え「過ぎた」ならば、それに応じて
価格を下げれば必ず需要を増やすことができて、いつでも供給に
応じた需要を生み出せる、ということになります(Sayの法則)。

しかし、実際には名目価格がなかなか下がりにくくて、すぐに
市場が均衡しないということも有り得ます。その場合でも
クルーグマンも書いてますが、中央銀行が貨幣の供給を増やして
やれば、実質的に価格を下げることができますから、市場を早く
均衡させることができます。

個々の市場は遅かれ早かれ、常に均衡に達することが可能です。
調整が遅れてギャップが生じることは有り得ますが、その結果の
失業とか好不況のような、社会全体の景気は中央銀行が決める
ことで、中央銀行が十分に「アクセルを踏めば」全部の
市場の調整を早めることが可能です。

>「ホットドッグ4千万個も食えないよ!」

より現実的な話にするならば、単に個数だけではなくて高級品に
シフトしていけば、「物理的に食べきれない」という心配はなく
なります。以前のソーセージ2個分の手間がかかる高級ソーセージ
1個を生産すればよいわけです。

実際、食品も工業製品もサービスも、長い間で見れば量だけでなく
質的な向上が大きいのです。貧しい国と比べて日本の一人当たり食糧
消費は桁違いですが、カロリーとか量が桁違いなわけではありません。

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